今回はアリエルとアリソンが事件や家族に関わる重要な夢を見る。まずアリエルは女性がガソリンをかぶって火をつける夢を見続ける。そして後日、その女性が同級生オーエンの母親メアリー・ステーシーであり、火事に見せかけて殺害されたと判明する。この事件の第一容疑者はメアリーの2回目の結婚相手、グラハム・ステーシーであり、彼の弁護人がデヴァロスだった。今回アリソンはデヴァロスの部下として動いているため、デヴァロス&アリソンの弁護人チームは、捜査担当のスキャンロンと対立することになる。
グラハムには不審な点があった。彼は死んだメアリーと離婚協議中のため家を出ていたが事件の夜、自宅のガレージでメアリーと口論するのを目撃されていた。家から出火したのはその10分後。さらにメアリーは旅行好きで料理やワインにも関心があり、自殺の兆候は見られなかった。
一方アリソンは家出をした売春婦が歯科医に誘われ、彼の診療室に行く夢を見る。歯科医は女性にドラッグを打って意識を失わせ、口内を隅々まで治療していた。アリソンはアメリティップスの行方不明者ファイルのなかに、この女性の写真を見つけシンシアに報告。しかしシンシアはアリソンが女性に繋がる夢を見た点は評価しながらも「意味のある夢を見ろ」と突き放す。
さらにデュボア家にジョーの母親マジョリーが突然現れ、アリソンは不安な気持ちで出迎える。じつは他界したジョーの父親イワンがマジョリーの訪問を阻止するよう、夢やメッセージを送ってきたのだ。
今回のマジョリーの訪問には重大な秘密があった。彼女は病気のため手術をすることになり、ジョーには内緒でアリソンに相談に来たのだ。しかしアリソンはマジョリーに関する夢やヴィジョンは何も見ておらず、不安がる義母を慰めるしかない。(パート2へ続く)
【印象深い音楽】
アリソンの夢に出てくる売春街で流れる曲はwill.i.amの"THE DONQUE SONG"(※「ザ・ドンクー・ソング」意味は「女のいいケツの歌」。"donque"はスラングで「女性のお尻」)です。また直後の車のなかで流れる曲はデュラン・デュランの"Falling Down"(※「フォーリング・ダウン」意味は「落下する/転ぶ」)です。
【ジョーの両親】
今回のエピソード、アクの強いジョーの両親、イワンとマジョリーが久し振りに登場しました。イワン役のブルース・グレイは第3シーズン21話「頭上の敵」、マジョリー役のキャシー・ベイカーは第1シーズン14話「無罪と有罪」以来となります。イワンとアリソンの掛け合い、マジョリーの息子への溺愛ぶり、そしてアリソンとの微妙な距離感。見応えがありましたね!
【今回のゲスト】
第一容疑者グラハム・ステーシーを演じているのはポール・フィッツジェラルド。「CSI:マイアミ」、「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!」のほか、最新作の"The Guiding Light"にも出演しています。妻メアリー・ステーシー役はグレッチェン・エゴルフ。「クリミナル・マインド FBI行動分析課」「ゴースト ~天国からのささやき」など、テレビシリーズを中心に活躍しています。
【世界史】
前半、アリエルが学んでいる「世界史」の原文は"World Themes(※世界のテーマ)"。世界史に該当する英語と言えば"World History"が浮かびますが、"World Themes"では、世界史のなかの特定のテーマを選んで勉強します。
【鷲は舞い降りた】
ジョーはマジョリーが着いたことをアリソンにメールで知らせます。このときの文面が「鷲は舞い降りた("The Eagle has landed")」です。モトネタは宇宙飛行士ニール・アームストロング。1969年7月20日、月面着陸を果たしたアームストロングの第一声として伝わっている言葉です。"the Eagle"とはアポロ11号に搭載した月着陸船イーグルのこと。母親の到着をアームストロングの言葉を引用して知らせるなんて、科学者のジョーらしいですね。
【フランス語の歌】
アリソンが帰宅したとき、マジョリーが皆に教えていたのはフランス語の"Alouette"という歌です。"Alouette, gentille alouette"というタイトルで紹介しているサイトも多くあります。「ヒバリの羽をむしる」というコンセプトはちょっとグロテスクですが、この歌は体の部位を表すフランス語を学ぶときなどに使われます。
【デュボア家の家業は安泰】
後半、アリエルがむごい夢を見たことに困惑するアリソンに対し、ジョーは「宇宙のフォースが送りたい夢があってもムリだった」と告げ、「デュボア家の家業は安泰だ」とジョークを言います。このときの原文は"Kind of like Sanford and Son except with females."(※直訳:「まるでサンフォード・アンド・サンだ。女性って点は違うけど」)
「サンフォード・アンド・サン」とは1972年から1977年まで放送されたアメリカのシットコム。なんでも屋を営む一家が巻き起こすコメディです。ジョー、上手い!
2009.5.25|エピソード・ガイド|コメント(0)|トラックバック(0)
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