アリソンは成人した三女のマリーが、白血病で死亡する夢を何度も見る。最初の夢では担当医のチャニング医師が、病状は絶望的だと語り、マリーの傍らにはボロボロのクマのぬいぐるみがいる。2つ目の夢では、アリソンが「あんな家を出ればよかった」とジョーに告げる。3つ目の夢ではアリソンがチャニング医師を銃で撃つ。
最初の夢を見た直後、アリソンはマリーに検査を受けさせるが異常はどこにも見つからない。そんな中、マリーのクマのぬいぐるみが家の前で犬に食いちぎられる。
ボロボロになったその姿は、まさしくアリソンの夢に出てきたぬいぐるみそのものだった。そこでアリソンはジョーに夢の話をするが、思わぬ反論を受けて口論となる。ちょうどこのとき、アリソンが見ていたパソコンの検索画面には「ウィロー・エルム」という言葉が現れる。翌朝、彼女は「ウィロー・エルム」という新興住宅街の分譲広告を見つけ、この住宅街へ引っ越すことでマリーの命が救われると考える。ウィロー・エルムを開発しているのは、バンフォード不動産という会社だった。だが住宅を購入するため、アリソンが契約書をモデルルームに届けたところ、髪が抜けて顔色の悪い女性や子供、どす黒く染まった水など異様なヴィジョンが現れる。
その頃、スキャンロン刑事は薬物中毒者の集会で知り合った、ゲイリーという青年の死について捜査をしていた。ゲイリーはスキャンロンと出会って立ち直った。しかし突然、ドラッグの過剰摂取で死亡し自室で発見される。この死因に疑問を持ったスキャンロンは、ゲイリーの身辺を捜査し、ルームメイトのデイヴィッド・チャニングにも事情を聞く。この結果、ゲイリーの車からは瓶詰めのネズミが発見され、デイヴィッドがアリソンの未来の夢に出てきたチャニング医師だと判明する。
スキャンロン刑事の捜査の結果、デイヴィッドとゲイリーはバンフォード不動産の依頼で産廃から出る化学物質、クロラハイドロフロメイドの毒性を調べていたことが判明する。クロラハイドロフロメイドは発癌性の物質であり、瓶詰めのネズミの死因は白血病だった。アリソン見た女性や黒い水のヴィジョンは、毒物の存在を示していたのだった。
バンフォード不動産のアルバート・バンフォード社長は、化学物質の毒性を知りながら、デイヴィッドとゲイリーにカネを渡して自分の望む実験データを作成させ、ウィロー・エルムの開発許可を得た。そしてゲイリーは自責の念にかられ、死亡したネズミを証拠に自首しようとした矢先、デイヴィッドに殺害されたのだった。こうしてアリソンの夢はスキャンロン刑事の捜査と繋がり、ウィロー・エルムの開発は中止される。バンフォード社長は有罪となり、デュボア家はこれまで通りの家で過ごすこととなる。
【ニーバーの祈り】
前半、スキャンロン刑事が集会で祈るシーンがあります。これは"THE SERENITY PRAYER(※意味は「平穏の祈り」)"で、日本では「ニーバーの祈り」として知られています。
【ボール遊び】
ぬいぐるみのミスター・スヌーキーが犬に噛まれる前、アリエルが「マリーにボール遊びを教えていた」と話します。「ボール遊び」にあたる原文は"Monkey in the Middle"。これはボールを使ったゲームです。両サイドに味方、中央にオニを置き、味方同士がボールを投げ合います。真ん中のオニがボールを奪えばオニの勝ちです。
【今回のスキャンロン刑事】
スキャンロン刑事は、チャニングの禁断症状を見抜くと素早く手錠をかけました。淡々と語るスキャンロンの様子から、友人を殺害された怒りや無念さがひしひしと伝わってきました。薬物中毒の恐ろしさを知っているスキャンロン刑事ならではの逮捕劇。迫力のシーンでした。
【怒りのジョー】
今回は久し振りにジョーが怒鳴りました。ここまで声を荒げたジョーは、第2シーズン第4話「眠りのなかで」で、意識を乗っ取られたアリソンを捜していたとき以来でしょうか? でも今回のアリソンは、かなり暴走気味。温厚なジョーが怒るのもムリもないかも?
2008.7.28|エピソード・ガイド|コメント(0)|トラックバック(0)
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